ウクレレ買っては見たけど。。。
「ウクレレでちゃんとコードを押さえているのに変な音がする」
「チューニングって聞いた事あるけど何?」
「チューニングのやり方がわからない。。」
そんなあなたの悩みに答えます。
✔︎本記事のテーマ
ウクレレを弾く際に1番最初に覚えるべき、 ”チューニングの方法”を覚えよう!
✔︎記事の信頼性
記事を書いている僕は、ウクレレ歴10年、講師歴8年ほど。
これまでに累計500人、現在も100人以上の生徒に教えています。(ウクレレ、ギター合わせて)
✔︎本記事は、「ウクレレのチューニング方法がよくわからない」という方に向けて書いています。この記事を読む事で、ウクレレを弾く際に最初に覚えるべき「チューニングの方法、チューナーの使い方」がわかるようになると思います。
チューニングが正確にできるようになる事で、ウクレレがきれいな音で鳴るようになります。
ウクレレのチューニングは特に微妙な調整が必要だったりします。
ですが、ウクレレを弾いていく上で避けては通れないところなので、一緒に覚えていきましょう。
それでは、さっそく始めていきます。
(それぞれの項目でまとめてある部分があると思うので、そこを見て「これはわかってるよ」って人は読み飛ばしてもらって大丈夫です。)
チューニングに使うウクレレのパーツの名前
まずはチューニングをする際に使うウクレレのパーツの名前を覚えていきましょう。
弦
弦は右から1弦、2弦、、と数えます。(構えた時には地面に近い方が1弦)
ペグ、ヘッド
この弦を巻き取って調節するパーツを”ペグ”といいます。いろいろなタイプのものがありますが、まずは弦をたどってみて、”何弦に繋がっているか?”しっかり確認しましょう。
このペグがくっついている部分を”ヘッド”といいます。
このタイプのペグの場合、上の写真のようにペグを回します。(音が高くなるということは弦を引っ張っているということなので、回しすぎると弦が切れます。)
チューナーの使い方(クリップタイプ)
チューニングする時にはクリップタイプのチューナーを使うのがおすすめです。ちなみに僕はこれを使っています。
tc electronic ポリフォニック クリップ チューナー POLYTUNE CLIP
このチューナーは反応速度がいいのと、不意に設定が変わってしまうことがないのでおすすめです。
チューナーにはいろんなタイプがありますが、基本的に設定で気をつけるところは以下の2点です。
・モードはC(クロマチックモード)になって いるか?※慣れないうちは、U(ウクレレ モード)だとチューニングしづらいです。 ・表示の数字は440Hzになっていますか?
そもそもこのような表示されていないものもありますが、(僕が使っている”PolyTune Clip”では表示されていません。)このような設定になっているか確認しましょう。設定の詳しい方法はそれぞれの説明書などを見てください。
チューナーはヘッドに取り付けたら、目盛りが真ん中に合うように合わせていきます。
目盛りは右にいくと音が高くなっていて、左にいくと音が低くなっているということになります。
【ちょっと脱線】音で合わせるのがおすすめではない理由
「チューニングって(チューナーを使わずに)耳で合わせられた方が良いですか?」時々、こういった質問を受けることがあります。
結論からいうと、「チューナーを使った方が良いです。」ということになります。
ここではおすすめしないので、詳しいやり方は書きませんが、例えば”6弦の5フレットと5弦の開放(何も押さえない)の音を耳で聴いて合わせて、、”といったような方法があります。しかし、この方法で合わせるのはおすすめではありません。
なぜかというと、チューニングには”純正律と平均律”というのがあって(ここで長くなってしますので、細かい説明は省略します。)耳で合わせるということは、”純正律で合わせる”ということになります。(純正律の方が平均律より古いやり方。)しかし、現代の音楽は基本的に”平均律”を使ってできているので、仮にさっきの例のように”6弦の5フレットと5弦の開放”をピッタリ合わせたとしても、他の弦(4~1弦)とは少しずつずれてきてしまいます。つまり、ギターのチューニングすべき音を完璧に覚えている人(僕も覚えていません。)以外は”チューナーを使ってチューニングする”というのが良いと思います。
どの弦を何の音に合わせるか覚える
4弦→G 3弦→C 2弦→E 1弦→A
さて、次はいよいよ”どの弦を何の音に合わせるか”覚えていきましょう。ここは暗記するしかないので、繰り返しやっていく内に覚えていきましょう。ヘッドにシールを貼って書いておくも良し、この画面をスクショしておいてもと良いですね。
GとかCとかって何のこと?
「音を合わせるって言ってたけど、GとかCとかって何のこと?」
はい、これは実は”ドレミファソラシド”のような音の名前(音名)なんですね。”ドレミファソラシド”は実はイタリア語なんですが、ギターでは英語の音名(ABC~)を使います。
パッと見Cから始まっているので、「覚えるの大変そう。。」と思うかもしれませんが、”ラ=A”になっていて、あとはアルファベットの順番通りになっています。
♯(シャープ)と♭(フラット)の話
“ドレミファソラシド=CDEFGABC”ということはわかって頂けたかと思うのですが、音名はそれ以外にもあります。
ピアノの鍵盤は1度は見たことがあるでしょうか?さっきの表をピアノの鍵盤のようにしてみました。
すると、アルファベットの間にも黒い鍵盤(=黒鍵/こっけん)があるのがわかると思います。
CとDの部分を拡大するとこんな感じです。
さて、この黒鍵の音名の呼び方なんですが、元の音より右にあるもの(音が高い)ものを♯(シャープ)、左にあるもの(音が低い)を♭(フラット)と呼びます。CとDの間にある音(黒鍵)は”C♯(シーシャープ)または、D♭(ディーフラット)”と呼びます。1つの音だけど、名前は2種類あるということですね。
「なんでこんなややこしいこと覚えないといけないの?」
なんでかというと、チューナーによって表示される時にどちらで出るかわからないんですね。(機種によって異なる)
なので、ここではどちらでもわかるように書いています。(実際はあなたのチューナーではどちらかの表示のみされます。)
ここでは”CとD”を例にとって解説しましたが、他の黒鍵も同様です。
いよいよチューニング
だいぶ前置きが長くなりましたが、ここまで読んで頂いてありがとうございます。
いよいよ実際にチューニングをしていきます。手順は以下です。
1.チューナーをヘッドにつける。 2.各弦を何の音に合わせるか確認 する。(4弦G、3弦C、2弦E、1弦A) 3.4弦1本だけを”ポーンと”1度 だけ弾き、”チューナーに表示さ れた音と合わせたい音”を比べる。 4.表示された音を確認し、音を合 わせたい方にペグを回す。(※回 しすぎないように注意!) 5.表示された音と合わせたい音が 合ったら、チューナーの目盛りが真ん 中にくるように微調整する。(1目 盛りくらいの誤差はOK) 6.3~1弦でも”2.~5.”の手順を 繰り返し、全部の弦の音が合わせ られたら完成!!
(もし途中でつまづいてしまった方は、つまづいたところをクリックするとその説明のところへ戻ります。)
チューニングは毎回する
長らくお疲れ様でした。これできれいな音でウクレレが弾ける準備が整いました。
最初は時間がかかると思いますが、慣れてくれば1分くらいで全部の弦を合わせられるようになると思います。
僕も最初はチューニングが全然うまくできなくて、何回も繰り返しやりました。(これも練習です。)
最後に大事なことをお伝えすると、よくレッスンにくる生徒さんに
「チューニングしました?」
と聞くと、
「この前お店でやってもらいました」
とか
「家でやってきました」
とか言われることがあります。
が、チューニングは基本的には”ウクレレを弾く前に毎回やった方が良い”です。
ウクレレのチューニングは触らなかったとしても、どんどん狂っていきます。弾いてる途中でも狂います。
なので、毎回確認して、いつもきれいな音で練習していきましょう。
今回は以上です。
最後まで読んで頂いて、ありがとうごいました。
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