【これだけ覚えれば大丈夫!】ウクレレで覚えておきたいコード30【実用例付き】

ウクレレ

こんにちは。ギター&ウクレレ講師のハルです。

皆さん、ウクレレ弾いていますか?

”基本の4つのコード”が覚えられると、

「もっといろいろなコードも知りたい!」

「コードって、いくつくらいあるんだろう?」

と、どんどん新しいことをやりたいという思いが出てくると思います。

「”4つのコード”って何?」って方は、こちら↓↓

【完全初心者向け】ウクレレで最初に覚えるべき4つのコードとは?
「ウクレレ買ってみたけど。。」「チューニングはできたけど、何からやればいいかわからない。。」「まずは基礎を全部やらなきゃいけないのかな。。。」「”コード”ってたくさんあるみたいだけど、全部覚えなきゃなの?」...

ということで今回は、

【これだけ覚えれば大丈夫!】ウクレレ覚えておきたいコード30【実用例付き】

というテーマで書いていきたいと思います。

✔︎書いてる人

ウクレレ歴10年、講師歴8年。
これまでに累計500人、現在も100人以上の生徒に教えています。(ウクレレ、ギター合わせて)

✔︎この記事は、”最初に覚える4つのコード”は覚えたけど、他にはどんなコードがあるの?という方向けに書いています。

一気に全部覚える必要はないので、「新しいコードどんなのがあるのかな?」と楽しみながら、見てみてください。

また、押さえ方の解説の後に、”例えばこんなコード進行で使えるよ!”っていうのも書いてみました。押さえ方がわからなければ、上に戻ると書いてあると思うので戻ってみてください。

それではさっそくやっていきましょう!

最初に絶対覚えたいコード4つ

C(シーメジャー)

F(エフメジャー)

G7(ジーセブン)

Am(エーマイナー)

こちらは復習ですが、まずこの4つをカンペキに覚えられていることが重要なので、しっかりと覚えておきましょう。

【完全初心者向け】ウクレレで最初に覚えるべき4つのコードとは?
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1つだけ押さえるコード

CM7(シーメジャーセブン)

Cを1つとなりの2フレットに変えます。指も中指になります。

F→G7→C→CM7
みたいに、曲の最後がCの時、CM7を付け加えるとおしゃれ。

C7(シーセブン)

Cから見て2つとなりの1フレットを押さえます。指は人差し指ですね。

F→G7→C→C7→(Fに戻る)
と弾くと無限に繰り返せる。

Fadd9(エフアドナイン)

2弦の1フレットのみ押さえます。人差し指ですね。
もしFが難しい人は、こちらで代用することもできます。(曲の流れにもよります。)

指が倒れてしまうと、1弦に触れてしまうので、しっかりと指を立てて押さえましょう。

C→Fadd9→C→Fadd9…
とか弾きやすいので、幼稚園くらいの生徒さんにも喜ばれる。

A7(エーセブン)

3弦の1フレットのみ押さえます。こちらも人差し指です。
これも指が倒れないように気をつけましょう。

C→Am→F→G7→(Cに戻る)というコード進行を

C→A7→F→G7→(Cに戻る)に変えると、”ハッ”とさせられる。

CとAm以外にも指1本で押さえられるコードがあります。
1つだけなので、逆にコードネームがごちゃごちゃになる人もいると思うので、コードネームと押さえ方をしっかりと意識していきましょう。

Fの押さえ方に似ているコード

Dm(ディーマイナー)

Fに3弦2フレットを加えます。指は薬指です。
指がナナメになるように押さえて、薬指をしっかりと2フレットにおさめましょう。

Dm→F→Am→F→(Dmに戻る)
と繰り返すと、指1本ずつ変わってくだけで、手軽なのに、なんだか切ない。

A(エー)

Fの人差し指が、1つ上(実際の向きで)の3弦に変えます。

F→A→Dm
と弾くと、カッコイイ系の曲のサビっぽい。

このように、最初に”基本の4つのコード”をしっかりと覚えておくことで、”そこからどう変わったか?”という感じで、押さえ方を覚えていくと良いと思います。コードネームと押さえ方をしっかりとヒモづけて覚えることも大切です。

G7の押さえ方に似ているコード

Em7(イーマイナーセブン)

G7の人差し指を離した形です。曲でEmが出てきたら、こちらで代用することもできます。(曲の流れにもよります。)

C→Em7→F→G7→(Cに戻る)
と繰り返すと、なんだか曲が始まりそう。イントロっぽい。

E7(イーセブン)

Em7を覚えていれば、さらに4弦1フレットを人差し指で押さえます。
薬指のところは、小指に変えることもあります。

C→E7→F→G7→(Cに戻る)
さっきのと似てるけど、こっちの方が勇気が湧いてくる系。

Edim(イーディミニッシュ)(Gdim,B♭dim,C♯dim)

Em7を覚えたら、指を2本とも1フレットにずらします。

ダイアグラムにはEdimのみ書きましたが、実はこのコードは、カッコ内のGdim,B♭dim,C♯dimとしても弾くことができます。(曲によって書き方が変わりますが、全部同じ押さえ方になります。)

Em7→Edim→Em7→Edim…
と繰り返すと、”緊張と緩和”。悩んだり、笑ったり。

D7(ディーセブン)

Em7を今度は1つずつ上の弦(実際の向きで)に変えます。
指をしっかりと立てて弾きましょう。

D7→G7→C
と弾くと、もうそこはハワイ。

F♯m7(エフシャープマイナーセブン)

D7が覚えられたら、そこに3弦1フレットを加えます。
♯とか出てきてもあわてなくて大丈夫です。ここまできていたら多分押さえられるはず。G7の押さえ方を全部1つ上に(実際の向き)したとも言えます。

A→F♯m7→A→F♯m7…
と繰り返すと、海の曲が始まりそう。

ちょっと難しいけど、まあまあ良く出てくるコード

Fm(エフマイナー)

小指が初登場です。(E7の変え指ではありましたが)
手のひらをネックから、なるべく離す方向に手首を回転させて押さえます。

F→Fm→C
と弾くと、切なくておしゃれ。(この場合Cは小指のままでOK)

G(ジー)

手の位置(ポジション)を少し左にするコードです。この場合、ネックを人差し指の付け根らへんで支えます。指は違いますが、押さえる位置的には、G7の2弦が”1フレット”から”3フレット”に変わった感じです。

G→C→Em7→D7→(Gに戻る)
と勢いよく弾くと、あの夏の曲”〇〇”のイントロっぽい。(この場合、Cは小指、Em7とD7は人差し指、中指で押さえるとコードチェンジしやすい。)

Em(イーマイナー)

こちらも、手の位置(ポジション)を少し左にするコードです。ネックを人差し指の付け根らへんで支えます。

表記を2種類用意しましたが、下の場合は、2フレットからダイアグラムが書かれているということになります。(両方同じ意味ですが、ほとんどの楽譜は下で書かれています。)

Em→C→G→D7→(Emへ戻る)
と繰り返すと、切ない曲のサビっぽい。涙が出そう。

Gm(ジーマイナー)

これは覚え方としては、Fの押さえ方の指を2つとも1つ下に下げて、(実際の向きで)薬指を2弦3フレットに加えます。

F→Gm→C7→F
と弾くと、真面目な感じ。

F7(エフセブン)

4本全ての指を使います。弦を間違えないように1つ1つしっかり確認しながら押さえていきましょう。

C→F7→C→F7…
と繰り返すと、気分はロックンロール!
(この場合、Cは小指で。いきなり4本押さえる前の練習にも良いかも。)

A♭7(エーフラットセブン)

こちらも4本全ての指を使います。F7を覚えていれば、人差し指と中指を上下に入れ替えるようなイメージです。

C→A♭7→C→A♭7…
と繰り返すと、なんだか壮大な感じ。
(この場合、Cは小指で。いきなり4本押さえる前の練習にも良いかも。)

Cdim(シーディミニッシュ)(E♭dim,F♯dim,Adim)

Gを覚えていれば、全ての指を1つ上に上げ、(実際の向きで)小指を1弦3フレット(いつものCの場所)に付け足します。

あるいは、先ほどのA♭7の人差し指を1フレットから2フレットにずらした形とも言えます。

ダイアグラムにはCdimのみ書きましたが、このコードも、カッコ内のE♭dim,F♯dim,Adimとしても弾くことができます。(曲によって書き方が変わりますが、全部同じ押さえ方になります。)

G→Cdim→G→Cdim…
と繰り返すと、あの有名な”バラッド”のイントロっぽい。

Ddim(ディーディミニッシュ)(Fdim,G♯dim,Bdim)

先ほどのCdimを全体に1つ左へずらした形で押さえます。

こちらも、ダイアグラムにはDdimのみ書きましたが、カッコ内のFdim,G♯dim,Bdimとしても弾くことができます。(曲によって書き方が変わりますが、全部同じ押さえ方になります。)

G7を中指、薬指、小指で押さえれば、それに人差し指で4弦1フレットを加えたとも言えます。

G7→Ddim(G♯dim)→Am
と弾けば、サビの最後のもうひと盛り上がりにもってこい。

セーハのコード

ここからは、セーハを使ったコードを紹介します。
セーハとは、1本の指(主に人差し指)で、2本以上の弦を同時に押さえることを言います。

B♭(ビーフラット)

人差し指で1、2弦両方押さえます。セーハは少し指を反らせるようにするのがコツです。中指が3弦2フレット、薬指で4弦3フレットを押さえます。

B♭→F→A7→Dm
と弾くと、サビの後の切ないパートにうってつけ。

B♭m(ビーフラットマイナー)

人差し指で1~3弦をギュッと押さえます。しっかり力を入れましょう。薬指は、4弦の3フレットを押さえます。

B♭→B♭m→F
と弾くと、どこかで聴いたような切なくておしゃれ。
(この場合、B♭の時から3弦までセーハしていてもOK)

Gm7(ジーマイナーセブン)

B♭が覚えられていれば、薬指を離すだけでOKです。指を減らすと、逆に力が抜けちゃう人もいるので、力は抜けないように気をつけましょう。

Gm7→C7→F
と弾くと、曲の最後のよう。きれいに終わる。

D7(ディーセブン)(セーハ)

D7が2回目の登場です。
このように1つのコードネームでも、いろいろな押さえ方があります。

2フレットを全ての弦でセーハするようにして、(実際に押さえるのは2~4弦)中指は1弦3フレットを押さえます。

G→D7→G→D7…
と繰り返すと、なんかクラシックっぽい雰囲気。
(横にずれる動きになるので、繰り返し練習しておきましょう。)

B7(ビーセブン)

先ほどのD7(セーハ)の押さえ方の中指を3弦に変えます。ギュッと押さえましょう。

B7→Em→B7→Em…
と繰り返すと、悲しい歌に。でもなんかクセになる。
(このコードチェンジは結構難しいので、しっかり練習していきましょう。)

Cm7(シーマイナーセブン)

人差し指で3フレットを全て押さえます。特にギュッと押さえましょう。

Cm7→D7(セーハ)→Cm7→D7(セーハ)…
と繰り返すと、何かが始まる予感。
(人差し指を押さえたまま横にずらす練習に最適。)

Dm7(ディーマイナーセブン)

いよいよ最後です。これはちょっと特殊で、中指でセーハします。

中指を反らせるようにしても2弦に触れてしまう場合は、4弦より上にはみ出すように中指の位置を調節してみましょう。人差し指、小指も含めギュッと、しっかり力を入れて押さえます。

Dm7→CM7→Dm7→CM7…
と繰り返し弾くと、あの赤い帽子のおじさんが”スター”を取ったような雰囲気に。

<おまけ>+2コード

「えーもうこんなの押さえられないよー。」とあきらめかけたあなた!
なんと、何も押さえなくてもよいコードもあります。(しかも2つ!)

C6(シーシックス)

Am7(エーマイナーセブン)

このように同じ押さえ方(この2つは押さえてませんが)でもコードネームが2種類つく場合もあります。(コードって奥が深い。。)

最後に

いかがでしょうか?全30(+2)コード覚えられたでしょうか?

ちなみに”〇7”コードは”セブン”ではなく、”セブンス”という人もいますが、基本的にはどちらも同じ意味です。

最初にも書きましたが、一気に全て覚える必要はないので、「なんか新しいコードないかなー?」という時にまたこの記事を見ながら、練習してみてください。
「1日1つずつ覚える」とかでも良いと思います。

ここに書ききれなかったコードもまだありますが、これだけ覚えれば、あとは応用でなんとかなります。(応用の仕方はまた後日。)

少しずつ覚えていきながら、一緒にウクレレを楽しんでいきましょう!

というわけで今回は以上です。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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