ギター始めたいけど、どれ買えばいいの?って人
「ギターを始めてみたいけど、どのギター買えば良いの?」
「エレキギターか、アコースティックギターか悩む。。」
「ギター始めるのに、いくらくらい必要なの?」
こういった悩みに答えます。
✔︎本記事のテーマ
これからギターを始める人がどのギタ ーを買えば良いかわかる!
✔︎記事の信頼性
記事を書いている僕は、ギター講師歴8年ほど。
これまでに累計500人、現在も100人以上の生徒さんにギターを教えています。
またギターをこれから始める生徒さんに向けて、ギターの選び方や必要なものを実践的な視点から紹介もしています。
✔︎本記事は、「ギター始めたいけど、どれ買えばいいの?」という方に向けて書いています。この記事を読むことにより、”最初にどのギターを買えば良いか”がわかります。
それでは、さっそく見ていきましょう。
【重要】まずは大前提!
「これが好き!カッコイイ!このギターがいい!」
楽器店でギターを見て、このように”これだ!”というギターが見つかった方、おめでとうございます!あなたはこの記事を読まなくて大丈夫です。(見捨てたわけじゃないですよ。)
当たり前ですが、大前提として、ギターは買ったら終わりではなく、”弾けるようになりたい”から買うんだと思います。(ただ飾っておきたいという人はそれはそれでOK。)
弾けるようになるためには、当然練習が必要です。それもなかなかたくさんの時間をギターと一緒に過ごさなければなりません。
「あーなんかこのギター見た目ダサいから弾く気にならないなー」というように練習するモチベーションが上がらなければ、”弾ける”ようにはなりません。(”モチベーション”に関する記事はこちら)
まずは”自分が好きになれるギター”こういった基準で選ぶのが良いと思います。
ちなみに、僕が中2の時にギターを始めた時は”B’zの松本孝弘”に憧れていたので、彼が使っている”レスポールタイプ”のギターを買ってもらいました。
こういう感じで”憧れのアーティストと同じ(またはそれに近い)モデルのギターを買うことも、ある意味では弾けるようになる近道だと思います。
「ギター始めたい!のはそうなんだけど、別に”これ”っていうアーティストがいるわけでもないし、うーん、やっぱりどれ買えばいいんだろ?」って人は、次からを参考にしてみてください。
エレキ?アコギ?→迷ったらエレキギターにしよう
まず最初に決めなければならないポイントとしては、”エレキギターにするか?アコースティックギターにするか?”というところです。
個人的には、”迷ったらエレキギター”で始めるのがおすすめ!
もちろん最初から「わたしはアコギがやりたい!」って人はそれでOKですが、ここでは、
「そう言われても決められないよ。。」
という人に向けて、僕がエレキギターをおすすめする理由を書いていきます。
(「いや、わたしは絶対アコギやりたいです!」って人のために、”おすすめのアコギ”もあるので、また今度書きますね。とりあえず今日は迷って決められない人、エレキがいい!って人向けに書きます。)
僕がエレキギターをおすすめする理由
押さえるのがラク
まずエレキギターは、押さえるのがラクです。ギターを始めると、まず最初に”コードの押さえ方”を覚えなければなりません。押さえるのがラクだと、押さえる場所を覚えるのに意識をさけるので”最初の壁”が低くなると思います。
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音がうるさくない(スピーカーを鳴らさなければ)
日本の住宅環境を考えると、そこまで大きな音は出せないんじゃないでしょうか?(出せる環境であれば出すのがベストです。)
アコースティックギターだと、ちゃんと練習しようと思うと、どうしてもそれなりに大きな音を鳴らさなければなりません。一方で、エレキギターの場合だと、アンプにヘッドホンを繋げば、そこまで大きな音は鳴りません。(自分は聴こえるが、外にはそこまで聴こえない。)
また、音が小さいので、夜などいつでも練習できるのも、上達への近道になると思います。
個体差が比較的少ない
ギターはそもそも同じモデルを買っても個体差があります。特に値段が安くなってくると、”当たり外れ”が大きい傾向にあると思います。しかし、どちらかといえば、まだアコギよりはエレキの方が個体差が少ないという印象を持っています。とはいえ、文字通り個体差なので、そこは実際に弾いてみたりしなければ、正確にはわからないですが。
”オーディオインターフェース”を使えば、パソコンに直接音を送れる。(最初はなくてもOK)
”オーディオインターフェース”とは、パソコンとギターをつないで、パソコンへ音を送る機械です。パソコンに音を送ることによって、パソコン上でギターの音を変えたり、録音や作曲ができます。
最初から”必須”というわけではないですが、中~上級者にとっては”録音や作曲”のために欠かせないツールだと思います。
このように、エレキギターの方が”弾ける”ようになるためのハードルは低いかなと思います。
また、「録音や作曲をやってみたい!」と思った時にも、エレキギターだと手軽に始めることができると思います。
弾きやすいエレキギターのポイント
弾きやすいエレキギターのポイントは、
1.大きいピックアップ(ハムバッカー) が付いている。 2.なるべくネックが薄い。 3.構えた時にネック側が重くて、下が ったりしない。
この3つです。順番に詳しく見ていきましょう。
四角いピックアップ(ハムバッカー)が付いている。
ボディの弦の下についている、細長い形や四角い形をしたパーツを”ピックアップ”といいます。
これはエレキギターに付いている”マイク”みたいなもので、すごくざっくり説明すると、四角い方(大きい)が電気が強いので、音がきれいです。(小さいものも悪いというわけではなく、”性格が違う”みたいな感じ。)
ピックアップは、全部で2つか3つ付いていると思うので、1つでも”四角いピックアップ”(ハムバッカー)が付いていれば大丈夫です。(細長いが2個で1つみたいになっているのは、”四角いピックアップ”と同じと思ってもらって大丈夫です。)
なるべくネックが薄い
弦を押さえていく、”ネック”はなるべく薄いものがおすすめです。厚いネックだと、最初は押さえやすくて良いのですが、ある程度いろんな弾き方やテクニックをやろうと思うと、薄い方が有利です。最初は少し大変かもしれませんが、”薄いネック”で慣れていきましょう。
構えた時にネック側が重くて、下がったりしない
エレキギターは、モノによって、構えた時にネック側が重くて、下がってしまうものがあります。これではギターを支える右腕に余計な負担をかけてしまい、弾きにくくなってしまいます。
なので、買う際にはこの点もチェックしておきましょう。
エレキギターの選び方(価格別おすすめ)
先程も書いたように、まず大前提としては、”自分が一番好きなギター”を購入するのが1番良いと思います。ギターを選ぶポイントは人それぞれあると思いますが、僕がここでおすすめする理由は、
1.弾きやすさ 2.汎用性
この2点です。エレキギターはいろんなタイプがありますが、ここではあえて、いろんな種類のギターは紹介しません。
あくまで、ギター講師として、”弾けるようになるためのギター”を紹介します。(いろんなギターがあることを知ることも大切なので、今度まとめます。)
パッと見だと、「形や色が違うのはわかるけど、何が違うの?」というところだと思います。
実際、手に取ってみるとわかるかと思いますが、ネックの形、ボディの形などによって、ギターの弾きやすさ、上達のスピードはもちろん変わってきます。
また、音楽にこだわりが出てくると、なかなか1本のギターであらゆる曲を弾くということは難しくなってきます。(上級者の話です。)ですので、はじめに買うギターとして、”今後どんな音楽に行くにしてもなるべく汎用性の高いギター”をおすすめしていきたいと思います。
予算:~¥20,000
正直このあたりのギターはあまりおすすめできません。
チューニングが合わなかったり、弾くとフレット(ギターのパーツ)が引っかかったり、すぐにネックが曲がってしまったり、とりあえず弾きにくいと思います。(始めての場合はそう感じにくいと思いますが。)
とはいえ、ギターを持ってなければ何も始まらないので、どうしても予算がないのであれば購入するのもアリでしょう。「来月だったら、5万くらい出せるんだけど。。」っていう場合は少し待った方が良いですね。そっちの方が全然コスパは良いと思います。
予算:~¥80,000
このあたりが良いと思います。
正直、この価格帯なら良いギターもたくさんあります。
予算:~¥150,000
この辺りの価格帯になってくると、プロでも使っている人もいます。
予算:¥150,000~
当然、更に高いものであれば、より弾きやすくはなっていくので、予算に余裕のある方やプロを目指す方であれば、購入を考えてみても良いかもしれません。
よくある質問(まとめ)
Q:はじめは安いギターで良いですか? A:最低でも¥50,000前後のギター が良いと思います。それより安いもの は、上達スピードが極端に遅くなると 思うので、コスパ的に良くないと思う。 どうしても今予算がなければ、来月ま で待ちましょう。
Q:初心者はアコギから始めた方が良 いですか? A:おそらくイメージ的に”入門はアコ ギ”みたいなところが、一般的な認識 なのかもしれませんが、プロの講師 からすると、エレキギターの方が圧倒 的に弾くためのハードルが低いと思い ます。もちろん「わたしは絶対アコギ がやりたいんだ!!」っていう人はアコ ギから始めてください。
Q:高いギターの方が弾きやすいって 書いてましたけど、本当ですか? A:ギターが高い理由は大きく2つあっ て、 1.手が込んでいて高い(ハンドメイド による職人さんの人件費と、木材を 乾燥させたりとか加工に時間がかか るコスト。) =弾きやすい場合が多い。 2.モノとして価値が高い(木材そのも のやパーツ、塗装の価格。あとはビン テージとか有名な人が使ったとか。) =弾きやすいとは限らない。 なので、正確にいうと、”高い=弾きや すい”とは限りませんが、少なくともそ の確率は高くなるということです。
最後に
「これだ!」というギターは見つけられたでしょうか?
正直、だいぶ偏ったギターのおすすめをしているとは思っていますが、(いわゆる王道の”ストラトキャスターやレスポール”などは紹介していないので)先にも書いたように、”プロの講師が選ぶ、弾きやすさ(上達)に特化したギターの選び方”という記事だと思って頂ければ良いかと思います。
最初にも書いたように、最終的にはあなたが1番大好きな「これだ!!」というギターを手に入れて頂ければ僕も嬉しいです。”最高のパートナー”に巡り会えることを祈っています。
今回は以上です。
最後まで読んで頂いて、ありがとうごいました。
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