ギターやウクレレを練習していて、
「コード練習してるんだけど、イマイチきれいに鳴らないなー」
という人
そんなあなたの悩みに答えます!
✔︎本記事のテーマ
ギターやウクレレできれいに コードが鳴らない原因がわかる!
✔︎書いている人
この記事を書いている僕は、ギターやウクレレの講師をして、8年ほど。
これまでに累計500人、現在も100人以上の生徒にギターやウクレレを教えています。【自己紹介はこちら】
今回は【超初心者向け】ギターやウクレレでコードがきれいに鳴らない原因【原因は2つだけ】といったテーマで記事を書いていきたいと思います。
ギターやウクレレを練習していて、
「ちゃんと書いてある通りに押さえているのに、なんできれいにコードがならないんだろー」
みたいなことがあったりすると思います。
しかし、コードがきれいに鳴らない原因は以下の2つしかありません。
1.しっかりとフレットまで押さえられていない 2.他の指が弦に当たってしまっている
コードがきれいに鳴らない時に、こちらの2つのポイントをチェックし、「どちらが原因なんだろう?」ということを考え、これから紹介する解決方法を試し、練習していけば、必ずコードはきれいに鳴るようになります。
それでは、さっそく詳しく見ていきましょう。
しっかりとフレットまで押さえられていない
まず初心者の方に意外と勘違いされていることがあるのですが、ギターやウクレレというのは、指で弦を押さえて、フレットにしっかりと弦を付けることによって音が鳴ります。どんなに押さえているつもりでも、フレットにしっかりと付けられていなければ、きれいに音は鳴りません。
しっかりと弦がフレットに付くまで押さえる必要があります。
次から”しっかりとフレットまで押さえられていない”原因を更に深掘りしていきます。
押さえる力が弱い
ギターやウクレレで弦を押さえる際は、思っているよりも意外と力が要ります。
初心者の方は基本的に指の力がかなり弱い場合が多いので、思いっきり力を入れて、しっかりと押さえることが必要です。
よく「力を抜いて押さえましょう~」というような教えも見かけますが、これはすでに力の備わっている上級者の話。初~中級者の方はしっかりと力を入れて押さえていきましょう。
指がフレットから離れている
指はフレットとフレットの間を押さえますが、その際、できるだけボディ側(右手に近い方)のフレットの近くに押さえるようにします。(フレットの上を押さえてはダメです。)
先にも書いたように、弦はフレットにしっかりとつける必要があるので、付けたいフレット(ボディ側)のなるべく近くで押さえた方が、効率よく力を加えることができます。
そもそも構え方(フォーム)が悪い
”押さえる力”を十分に発揮したり、”指をフレットに近づける”ためには、そもそもの楽器の構え方が重要です。
また別記事で書こうかと思いますが、良いフォームのポイントを少し挙げると、
・ネックは斜め前に(45°~60°くらい) ・手や腕はネックの下からくるように ・手のひらはネックにつけない
このようなポイントができていないと、十分に押さえる力を発揮できなかったり、指が開きにくくなります。(≒フレットに近づけられない)
弦高が高すぎる
弦高とは、楽器そのものの”弦とフレットの距離”のことです。(何も押さえていない状態での距離)
そもそも弦高が高いと、それだけたくさん押さえないと弦はフレットに付きません。
先に書いたように、弦を押さえるのには思っている以上に力が必要なので、高すぎる弦高では、特に初心者の方は押さえることができないと思います。
弦高は楽器店などでお願いすると調整してくれます。(楽器店でできる場合もありますが、専門の工房に送って調整する場合もあります。)
個人的には、まず楽器を買ったら、その場で弦高を下げてもらうのが良いと思います。(初期設定は不具合が起きにくいように高めに設定されている場合が多いです。)
例えるなら、ズボンを買った時の裾上げみたいな感じでしょうか?
僕の足が短いだけかもしれませんが、ほとんどのズボンは買ってそのままだと長いので、(おそらく短いものは伸ばせないから、長めに設定しているのかと思ってます。←きっと足は短くないはずだ。。)買ったらその場で裾上げしてもらいます。
ズボンの裾も、弦高も自分にピッタリに調整してから、使っていきたいですね。
他の指が弦に当たってしまっている
しっかりと押さえることはできたとして、他の指でその弦に触れてしまっては、きれいに鳴りません。次は”他の指が弦に当たってしまっている”時によくあるパターンを見ていきましょう。
指が寝てしまっている(≒指の腹で押さえてしまっている)
指が寝てしまって、他の弦に当たってしまうと、コードはきれいに鳴りません。これは別の言い方をすると、”指の先ではなく、腹で弦を押さえてしまっている”とも言えます。
例えばよくあるのは、ギターの”Cコード”で4弦が鳴らないパターン。
ギターの”Cコード”の4弦は中指で押さえていますが、これは4弦をしっかり押さえられていないのではなくて、5弦を押さえる薬指が寝てしまっているために4弦へ触れてしまい、”鳴らない”ということがよくあります。(もちろんしっかりと押さえられていなくて鳴らないということもあります。)
このように、どんなにしっかりと押さえていても他の指で弦に触れてしまっては、きれいに鳴らすことはできません。
指はしっかりと立てて押さえていきましょう。
指先が細く、どうしても寝てしまう
指が寝てしまう原因として、”指の先が細い”というパターンの方がいます。(指の形って驚くほどに皆さん違います。十人十色です。)これは正直なかなか難しいのですが、それでも繰り返し練習を続けていくことによって、だんだんと指の形が変化し、指先が潰れてきます。(本当に少しずつなので時間はかかります)そうなれば、指を寝かせなくても弦を押さえられるようになってきます。
指先が隣の弦に当たってしまっている
指が太い方に多いパターンですが、指が寝ているわけでもないのに、そもそも弦を押さえた時に隣の弦に触れてしまうという方もいるかと思います。これはかなり難しいパターンなのですが、コードを弾く際に”指が当たっても問題のない弦”というのもあります。
例えば、ギターの”Cコード”でいうと、4弦を押さえる中指は、3弦には当たってしまうとマズいですが、5弦には当たっても問題ありません。(5弦は中指が当たるよりも右側を押さえているので)この場合でいうと、この中指はなるべく5弦寄りに押さえるとによってコードはきれいに鳴りやすくなると思います。
さいごに
コードはきれいに鳴るようになったでしょうか?
”きれいに鳴らない原因”としては2つしかないですが、それに準ずる気をつけるべきポイントは、コードの数だけあります。
全てを記憶することは難しいので、(むしろそれを覚えている時間があるのなら、練習した方が効果的!)まずはこの”2つ”のどちらが原因になっているのかを考え、1つ1つポイントをあたってみると良いと思います。
僕自身も最初から「正しいギターの弾き方」を知っていて(勉強して)教えているわけではなく、レッスンをしていく中で、「なるほど、こういう風にうまくいかないパターンもあるのか」と日々学びながら、解決策を考えています。
コードがきれいに鳴らないということもそうですが、「そもそもなんでうまくいかないんだろう?」と”そもそも”を深掘りしていくで、新たな発見や上達への道が開かれると信じています。
今回は以上です。
今日も最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。
あわせて読みたい
コメント