【初心者必見】ギターチューニングの仕方【6つの手順】

ギター

初めてギターを買った人

「ギターでちゃんとコードを押さえているのに変な音がするんだよな・・・。チューニングってなんだかよくわからないし、教えて欲しい。」

そんなあなたの悩みに答えます!

✔︎本記事のテーマ

ギターを弾くときに最も重要な”チューニングの仕方”を覚えよう!

✔︎書いてる人→ハル@ギター&ウクレレ講師

記事を書いている僕は、ギター講師歴8年ほど。
これまでに累計500人、現在も100人以上の生徒にギターを教えています。
レッスンでは90%以上が”はじめてギターを触る”という方なので、”チューニング”からいつも教えています。

✔︎本記事は、「ギターのチューニングってなんだかよくわからない」という方に向けて書いています。この記事を読む事で、ギターを弾くときに最も重要な「チューニングの仕方、チューナーの使い方」がわかるようになると思います。

チューニングが正確にできるようになる事で、ギターがきれいな音で鳴るようになり、上達も速くなります。

僕も最初の頃はチューニングのやり方がよくわからず、何度も弦を切ってしまったりして落ち込みました。この記事を読んで頂いたあなたには”そんな思いをして欲しくない”という思いで、記事を執筆します。

それでは、さっそく見ていきましょう!

チューニングの仕方(手順)

ギターのチューニングの手順は下記の通りです。

・手順①:チューナーを用意する。
・手順②:弦を何の音に合わせるか確認する。
・手順③:弦を1本ずつ弾き、”合わせたい音と表示された音”を比べる。
・手順④:音が合うようにペグを回す。
・手順⑤:チューナーの目盛りが真ん中にくるよう微調整する。
・手順⑥:残りの弦でも手順②〜⑤を繰り返す。

手順①:チューナーを用意する。

チューナーとは?

”チューナー”とは、音の高さをはかるための道具です。ギターをチューニングする時に使います。

いろいろなタイプのものがありますが、クリップタイプのチューナーがおすすめです。洗濯バサミのように挟めるようになっているので、ヘッド(←下記で説明します)に挟んで使います。

メーカーにより多少使い方が違いますが、チューナーを使う時に気をつけることは以下の2点です。

・モードはC(クロマチックモード)になっているか?
※慣れないうちは、G(ギターモード)だとチューニングしづらいです。

・表示の数字は440Hz(ヘルツ)になっていますか?

そもそもこのような表示されていないものもありますが、まずこのような設定になっているか確認しましょう。設定の詳しい方法はそれぞれの説明書などを見てください。

ちなみに僕はこのチューナーを使っています。

TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / PolyTune Clip クリップチューナー

このチューナーは非常におすすめです。反応速度が良いので、すばやくチューニングができます。またシンプルな作りなので、特に初心者の方に起こりがちな、”不意に設定が変わってしまって大混乱!”みたいなこともないです。

チューニングに使うギターのパーツの名前

チューニングをする際に使うギターのパーツの名前も覚えていきましょう。

は名前は聞いたことがあるかと思います。
細い方から1弦、2弦、、と数えます。(ギターを構えた時には1番下が1弦です。)

ヘッドとペグ

ギターを構えて、左側の先端部分を”ヘッド”といいます。

”ヘッド”には各弦に繋がっている弦を巻いて調節するパーツがついています。これを”ペグ”といいます。
配置はギターによって異なりますが、弦をたどって”何弦に繋がっているか?”しっかり確認しましょう。

チューニングとは
”ペグを回して、弦の張力(引っ張る力)をきちんと調整すること”
→それにより正しい音になる。

手順②:弦を何の音に合わせるか確認する。

各弦は以下の音に合わせます。

6弦→E
5弦→A
4弦→D
3弦→G
2弦→B
1弦→E

ここは暗記するしかないので、繰り返しやっていく内に覚えていきましょう。
最初はヘッドにシールを貼ったり、この画面をスクショしておいてもと良いですね。

「音を合わせるって言ってたけど、EとかAとかって何のこと?」

これは実は”ドレミファソラシド”のような音の名前(音名)なんですね。
”ドレミファソラシド”は実はイタリア語なんですが、ギターでは英語の音名(ABCDEFG)を使います。(”何語か”は別に覚えなくてもOK)

パッと見Cから始まっているので、「覚えるの大変そう。。」と思うかもしれませんが、”ラ=A”になっていて、あとはアルファベットの順番通りになっています。

手順③:弦を1本ずつ弾き、”合わせたい音と表示された音”を比べる。

弦は1本ずつ弾いて合わせていきます。どの弦からでも良いですが、僕は6弦からやっています。
弦を弾いたら、”合わせたい音と表示された音”を比べます。

「なんか”ABC”以外のものが表示されます・・・。」

チューナーには、”ABC”の他に♯(シャープ)や♭(フラット)といった記号が表示されます。(機種によっては、代わりにアルファベットの横に”点”がつくなどで代用している場合があります。詳しくはそれぞれの説明書でご確認ください。)

先ほど、“ドレミファソラシド=CDEFGABC”ということはわかって頂けたかと思うのですが、音名はそれ以外にもあります。

ピアノの鍵盤は1度は見たことがあると思います。さっきの表をピアノの鍵盤のようにしてみました。

すると、アルファベットの間にも黒い鍵盤(=黒鍵/こっけん)があるのがわかると思います。

CとDの部分を拡大するとこんな感じです。

この黒鍵の音の呼び方なんですが、元の音より右にあるもの(音が高い)ものを♯(シャープ)左にあるもの(音が低い)を♭(フラット)と呼びます。CとDの間にある音(黒鍵)は”C♯(シーシャープ)または、D♭(ディーフラット)”と呼びます。1つの音だけど、名前は2種類あるということですね。

「なんで2種類覚えないといけないの?」

なんでかというと、チューナーによって表示される時にどちらで出るかわからないんですね。(機種によって異なる)

なので、ここではどちらでもわかるように書いています。(実際はあなたのチューナーではどちらかの表示のみされます。)

ここでは”CとD”を例にとって解説しましたが、他の黒鍵も同様です。

手順④:音が合うようにペグを回す。

”ペグ”時計回りに回すと音が低くなり、逆回りに回すと音が高くなります。(音が高くなるということは弦を引っ張っているということなので、回しすぎると弦が切れます。

とはいえ、回す方向はそこまで神経質にならずに、まずは少しずつ回してみましょう。
合わせたい方と逆に目盛りがいってしまう場合は、ペグも逆に回せばOKです。

手順⑤:チューナーの目盛りが真ん中にくるよう微調整する。

チューナーの見方

目盛りが真ん中に合うように合わせていきます。目盛りは右にいくと音が高くなっていて、左にいくと音が低くなっているということになります。

高い
低い
ピッタリ!

ここでは”A”と表示されていますが、これをそれぞれの弦に合わせる感じです。

3枚目の写真のように真ん中にピッタリ合えば完成です。(1目盛りくらいの誤差はOK)

手順⑥:残りの弦でも手順②〜⑤を繰り返す。

ここまでの手順が理解できたら、残りの弦も同じ手順で合わせていきましょう。

全ての弦が合わせたれたら、ギターを練習するための準備はバッチリです!

(手順を忘れてしまった人は、こちらを押すと”手順②”に戻ります。)

【余談】音で合わせるのがおすすめではない理由

「チューニングって(チューナーを使わずに)耳で合わせられた方が良いですか?」

時々、こういった質問を受けることがあります。
結論からいうと、「チューナーを使った方が良いです。」

ここではおすすめしないので、詳しいやり方は書きませんが、例えば”6弦の5フレットと5弦の開放(何も押さえない)の音を耳で聴いて合わせて、、”といったような方法があります。しかし、この方法で合わせるのはおすすめではないです。

なぜかというと、チューニングには”純正律と平均律”というのがあって(ここで長くなってしますので、細かい説明は省略します。)耳で合わせるということは、”純正律で合わせる”ということになります。(純正律の方が平均律より古いやり方。)しかし、現代の音楽はそもそも基本的に”平均律”を使ってできていますし、ギターは平均律の楽器です。

仮にさっきの例のように”6弦の5フレットと5弦の開放”をピッタリ合わせたとしても、他の弦(4~1弦)とは少しずつずれてきてしまいます。つまり、ギターのチューニングすべき音を完璧に覚えている人(僕も覚えていません。)以外は”チューナーを使ってチューニングする”というのが良いと思います。

【重要】チューニングにはチューナーを使いましょう!

【重要】チューニングは毎回する

長らくお疲れ様でした。これで“きれいな音”でギターが弾けるように準備が整いました。

最初は時間がかかると思いますが、慣れてくれば1分くらいで全部の弦を合わせられるようになると思います。

僕も最初はチューニングが全然うまくできなくて、何回も繰り返し練習しました。。。(何事も積み重ねが大切です。)

最後に大事なことをお伝えすると、よくレッスンにくる生徒さんに

ハル
ハル

「チューニングしました?」

と聞くと、

「この前お店でやってもらいました」

とか

「家でやってきました」

とか言われることがあります。

しかし、チューニングは”ギターを弾く前に毎回やるもの”です。

ギターのチューニングは、ギターに触らなかったとしても、どんどん狂っていきます。(まあそこまで大きくは狂っていないこともありますが。)

なので、毎回確認して、いつもきれいなギターの音で練習していきましょう。

今回は以上です。
最後まで読んで頂いて、ありがとうごいました!

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