「ギターやってるけど、コードたくさんあってなかなか覚えられない。。」という人
「もっと効率的にコードを覚える方法ってないのかな?」
そんな悩みに答えます!
✔︎この記事のテーマ
【簡単】全てのギターコードの覚え方【第2回:”D,E,A”がルートのコードを覚えよう】
✔︎書いている人→ギター&ウクレレ講師ハル
この記事を書いている僕はギターの講師をして8年ほど。
これまでに累計500人、現在も100人以上の生徒にギターを教えています。
✔︎この記事は、
「ある程度コードは覚えられてきたけど、たくさんあって全部は覚えられなさそう。。」という方向けに書いています。
今回は第2回ですが、このシリーズの記事を読んでいくと、だんだんとコードの仕組みがわかり、最終的にはあらゆるコードの押さえ方がわかるようになります。
(前回までの内容を理解しているという前提で話を進めていきます。)
まだ読んでいない方はこちら↓↓
それではさっそくやっていきます!
今回覚えるコード
今回覚えていくコードはこちらです。
・Dm,Dm7,D7,DM7
・Em,Em7,E7,EM7
・Am,Am7,A7,AM7
「今回は数が多いな。。」と思った方もいると思いますが、覚え方も解説していくので大丈夫です。
ルートが”D”のコード
基本となるD(ディーメジャー)はこちらです。
D(ディーメジャー)
まずこの形(押さえ方)をしっかりと覚えておきましょう。次から、この押さえ方を基準に他の”タイプ”についても順番に見ていきます。
ルートが”D”のコードは、5弦、6弦はミュートして、4弦がルートになります。また”タイプ”によって以下の表のように音が変化します。
ここでこの表を一気に覚えなくても大丈夫です。次から”タイプ”ごとに1つ1つ見ていきます。
Dm(ディーマイナー)
1弦が1フレットへ変わっています。指使いも変わってくるので、しっかりと確認しましょう。2弦は薬指でも良いですが、フレットから離れてしまいやすいので、小指で押さえるのがおすすめです。
Dm7(ディーマイナーセブン)
1弦、2弦がともに1フレットになります。人差し指でセーハして押さえましょう。難しい場合は、下記の指使いでも大丈夫です。
D7(ディーセブン)
2弦が3フレットから1フレットへ変わっています。1弦、3弦はポジションは同じですが、指使いは変わります。
DM7(ディーメジャーセブン)
2弦が1つ左にズレて、1、2、3弦ともに2フレットになります。人差し指でセーハして押さえます。難しい場合は下記の指使いでも大丈夫です。(あるいは”人中薬”でもOK)
ルートが”E”のコード
基本となるE(イーメジャー)はこちらです。
E
こちらもまずこの形(押さえ方)をしっかりと覚えておきます。この押さえ方を基準に他の”タイプ”についても順番に見ていきましょう。
ルートが”E”のコードは、6弦の解放が”Eの音”なので、全ての弦を弾いてOKです。“タイプ”によって以下の表のように音が変化します。
ここでこの表を一気に覚えなくても大丈夫です。次から”タイプ”ごとに1つ1つ見ていきます。
Em(イーマイナー)
人差し指を離した形です。1フレットを押さえていたものを離すということは、”音が1つ下がった”ということになります。(例えば2フレットだったものを、1フレットにするのと同じこと)
Em7(イーマイナーセブン)
人差し指、薬指を離して、中指のみになります。”押さえなくなった”というより、”音が3弦は1つ、4弦は2つ下がった”というふうに捉えてもらえていると良いです。
E7(イーセブン)
薬指を離した形になります。”Em7”の時と同じで、”音が2つ下がった”というふうに捉えてもらえていれば、OKです。
EM7(イーメジャーセブン)
4弦が1つ左にズレます。”音が1つ下がったということですね。押さえ方が少し難しいので、しっかり練習しましょう。(とはいえあまり登場することは少ないかもです。)
ルートが”A”のコード
基本となるA(エーメジャー)はこちらです。
A
まずこの形(押さえ方)をしっかりと覚えておきましょう。次から、この押さえ方を基準に他の”タイプ”についても順番に見ていきます。
ルートが”A”のコードは、6弦はミュートして、5弦がルートになります。“タイプ”によって以下の表のように音が変化します。
ここでこの表を一気に覚えなくても大丈夫です。次から”タイプ”ごとに1つ1つ見ていきます。
Am(エーマイナー)
2弦が1フレットへ変わって、人差し指で押さえます。
Am7(エーマイナーセブン)
2弦を1フレット下げ、3弦は音が2つ下がるので、指を離します。
A7(エーセブン)
3弦の音が2つ下がるので、開放弦になります。指使いも”中、薬”で押さえましょう。
AM7(エーメジャーセブン)
3弦の音が1つ下がります。指使いも変わるので、しっかり確認して練習しましょう。
今回覚えるコードの覚え方(共通点)
実は今回覚えるコードには共通点があります。
共通点2:ルートを弾いている弦の1つ高い弦から3つ連続で押さえている。
”共通点1”は”第1回”を読んでもらっていれば意味がわかるかと思いますが、”共通点2”については文章だけだと伝わりづらいと思うので、図解します。
おわかりいただけたでしょうか?
”D,E,A”がルートのコードは形は違いますが、同じ仕組みでできています。(今回は解説しませんが、”3R5”と書いてある順番も同じ)
コードを丸暗記できていれば必要ないかと思いますが、「このコードってなんだったっけ?」となった時は以下の表を覚えておけば、助けになるかと思います。(例えば、DとDmを覚えていれば、AのコードからAmを導き出せる。)
まとめ
最後に今回の記事で覚えておいて欲しいことをまとめておきます。
1.Dm,Dm7,D7,DM7の押さえ方
2.Em,Em7,E7,EM7の押さえ方
3.Am,Am7,A7,AM7の押さえ方
4.全て丸暗記できなくても”仕組み”(上記の表)を覚えておけば導き出せる。
というわけで、”第2回”は、以上です。
1回で全て覚えるのは難しいと思うので、繰り返しこの記事を読んで、覚えられたら、次へ進んでみてください。(続きも書いていきます。)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
コメント